Cubase Tips #77【機能】リレコードをエディタ―内でも使用する!Re-Recording Setup


あなたはCubaseリレコードという便利な機能をご存知でしょうか?

少し前のバージョンから実装された機能で、再録音をより素早く行う機能となります。

一般的な録音(レコーディング)では、録音ボタンを押すとパンチイン・パンチアウトをします。これはボーカルやギター等の一部差し換え時に有効な録音方法で、Cubaseもデフォルト状態ではこちらの設定になっていると思います。

 

MIDI録音をする場合、もう一度最初から取り直したいということが結構あります。あるいは、出だしを間違えたのでもう一回などなど!!

こういった時、従来であれば1.録音を停止して、2.今録音したものを削除(削除もしくは元に戻すCtrl+z)、そして3.録音開始位置に戻り※4.再録音開始とおおよそ4ステップが必要になっておりました。これを録音ボタン一発(デフォルトではテンキー*)で行う事ができるのが、リレコードという便利な機能になります。

再録音(steinberg.helpより)

https://steinberg.help/cubase_pro_artist/v9/ja/cubase_nuendo/topics/recording/recording_rerecording_t.html

 

※3.録音開始位置に戻る

この手順は環境設定によって無くすこともできます。停止と同時に再生開始位置にトランスポートバーが戻るように設定をすることができます!

 

それでは、早速リレコードができるように設定をしていきます。

まず、録音中に再度、録音ボタンを押したときにリレコードモードにするための設定です。下の画像を参考に設定を行ってみてください。

上記のように設定をすることで、プロジェクトウィンド内ではリレコードが可能となります。ここで、プロジェクト内ではと書いたのは、こちらの設定だけでは、キーエディター等のエディタ―内ではリレコードができないからです。

Flowlightは何でキーエディター内でリレコードができないのだろうと、少し前から疑問に思っておりました。とくにCC書きなんかをする時は、エディタ―内でコントローラーレーンを見ながら、書いていくのでキーエディター内で使えると便利だろうなっと思っておりました。

【日記】作曲配信 #1177 制作(11日目)報告

が、ようやく解決法(設定方法)が分かったので、ここへ共有致します。

 

プロジェクトウィンド内だけでなく、エディタ―内でもリレコードを可能にする設定は、環境設定の中に入っておりました!

上の画像の環境設定>録音>エディタ―内で録音を置き換え>すべて(もしくはコントローラー)に設定をすることで、キーエディター上でもリレコードが可能になります!

これで、再度録音ボタンを押すだけでMIDI録音やCC入力をやり直すことができます。結構、入力も捗りそうです^^b

 

2021年7月7日追記

上記の手順でリレコードが可能になります!が、バグ?があります!

プロジェクトを立ち上げた時に、1回目のリレコードエディタ―内ではできません!

おそらくバグだと思いますが、プロジェクトウィンド上で、一度リレコードを行って、イベントを作った後では、エディタ―内でも有効化されるようです。

私の環境がだけかもしれませんが、もしエディタ―内でのリレコードできない!時はこちらも試してみてください!

 

あなたもぜひリレコードの機能を活用して、効率よく録音を進めてみてはいかがでしょうか?

この機能と合わせて、以下のカーソル位置以降での削除を組み合わせていくとより、録音がスムーズに行えると思います!!

Cubase Tips #71【ロジカル】CC選択バリエーション Control Change Select variation

最終更新2021.7.7  Cubase 11.0.30

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