Cubase Tips #37【ロジカル】CC変換を使ってスーファミアレンジを作ってみよう!


完成した楽曲を別のアレンジにしていく際、当然音源も変わってきます。ノートはある程度そのままの部分もあると思いますが、CCはかなりの変換が必要になります。昨日紹介したCCの変換や削除を活用して、今日は完成楽曲をファ音源にしていく遊びを紹介します。

まずは、昨日のCC変換・削除をパレット化を参考してCCを扱い易くしておきましょう。

Cubase Tips #36【ロジカル】CC変換・削除をパレット化

 

Cubase Tips #36【ロジカル】CC変換・削除をパレット化

 

もちろんタブレットがなければ、作ったロジカルプリセットスマホ、もしくは一時的にキーボードショートカットに割り当てておいてもいいと思います。あなたの使いやすい方法でCC変換を行ってみてください!

 

今回、スーファミ音源にしていく楽曲はこちらです!
《バトル3-再開と対立-》

そして、今回使っていく音源も紹介します。

SF45 VST版

SF6 VST版

こちらの二つの音源を使ってスーファミ音源風にコンバートをしてきます。音色を聴けばわかりますが、スーパーファミコンの大作RPGシリーズ4・5・6の音がします。動作もとても軽く安定しているので、とても使い易いです。

それでは、この音源用のMIDIデータを作って行きましょう!

Violin1をコンバートしていきます。SF6 VST版の中にある[27 strings]を使う事にしました。元のデータはSPITFIRE CHAMBER STRINGSで打ち込んだものです。

画像は上段がCC1、中段がCC21、下段がCC11になっています。これをCC変換・削除パレットを使ってサクっと変換していきます。変換・削除が必要なのはCC21削除CC1→CC11の二つです!

ピアノロールを開いたら、後はタブレット上のボタンを押すだけです。

わずか3秒で変換完了します!ロジカルエディターはホントに便利ですね。少し前までは、CCをマウスで選択して、リストエディターを開き、変換先のCCを入力してやっていた作業です。しかも、これをトラック全てにやっていたので、結構な時間がかかっていました。

が、ロジカルプリセットを使うと、複数トラックを一括変換することもできますので、例えばStringsセクションをまとめて行うこともできるわけです。こうすることで、さらに効率的にコンバート作業が進みます。

 

変換し終わったCC11は、SF6には少し変化量が大きすぎるので、ここではまずCC11を少し下げます

選択CCを-6するロジカルプリセットです。これは普通の打ち込みの時にも使う機会が多いはずですので、ショートカットに入れておくことをおすすめします。私は「Shift+V」に入れて使っています。選択CCを+6も合わせて作っておくとさらいに編集がスムーズになります。

 

更に変化量を小さくするためのロジカルプリセットを使っていきます。値2を96%まで圧縮してから、6上げていくプリセットです。これで、変化の幅を小さくしつつバランスをとっていきます。

後は、これを各トラックごとに行っていきます。そして、パンとフェーダーでMIXを行えば完成です。元のデータがあるものは、1時間ほどでスーファミ音源化できるので、ぜひ楽しんでみてください。

完成トラックはこちらになります^^b

《バトル3-再開と対立- SFC版》

 

今回、使用したSF45 VST版 SF6 VST版 のほかにもSRS123 Library VST

がありますので、合わせて使ってみるとさらに音色のバリエーションが出てくると思います。シリーズの違う大作RPGの音が一緒になるのは面白そうですね。

またこの他にもレトロ音源は沢山ありますので、いくつか紹介します。好みに音を見つけてファアレンジをあなたも楽しんでみてください。

 

Impact Soundworks Super Audio Cart

PLOGUE Chipsounds

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