CC11をCC7に置き換えたり、CC21をCC1に置き換えたり!あるいは、入っているすべてのCCをワンタッチで削除したり、CC64(ペダル)を全て削除したり。こういったCCの扱いにはロジカルエディターが非常に便利です!
それでは、早速実践していきましょう!
CC1をCC11に変換するロジカルプリセットはこちらになります。
上段の値1のパラメーターがCCナンバー(ここではCC1) 下段の実行対象が値1で値を固定して、変換したいCCナンバー(ここではCC11)です。
一番下の機能は「変換」に設定。これで適応をすると一発で変換されます。
とてもシンプルなプリセットで、大量に変換がある場合は非常に助かるロジカルプリセットです。
この要領で、普段使っている音源のCCを把握して、変換が必要なものをその都度作ってプリセット化しておくと良いでしょう!
Episode 8: Touchscreen Workflow – Studio Time with Junkie XL
Junkie XL
ミュージシャンのトム・ホーケンバーグ(Tom Holkenborg)によるソロ・プロジェクト
『ターミネーター:ニュー・フェイト 』『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』など数々の映画のサウンドトラックを制作(Wikipediaより)
上の動画の中でも、タッチスクリーンモニターを使ってCC変換・コピーする様子が出てきます。効率的な打ち込みをするためには、直観的にCC変換・コピーをすることが必要であることがよくわかります!
動画のCCを変換コピーする方法は、一番下の機能を「挿入」に設定。これで動画上の動作と同じものができます!
全く別の楽器アレンジにする場合は、音源も全て入れ替えることになります。CC変換も大量にあると思います。オーケストラ音源で打ち込んでいたものを、シンセ音源やギター音源に差し替える時など、CC変換が必要なことは多いはずです。
私はフルバージョンからスーファミアレンジにする際にCC変換がかなり必要になり、このロジカルプリセットを使う事で大幅にコンバート時間を短縮することができました!
≪街の外、広い世界へ SFC版≫
入力の際にノートエクスプレッションでの変換を行うことで、入力後の変換はかなり少なくなりますので、こちらも合わせて導入をしてみてください。
Cubase Tips #13【機能】外部入力CCのナンバー置換
CC変換と合わせて、入っているCCを全て削除、入っているCCを全て選択は比較的使用頻度が高いので作っておくことをおすすめします。
CCを全て削除
CCを全て選択
そして、ある程度普段使いのプリセットが出来たら、それをいつも通りパレット化していきます!
Cubase Tips #14【ロジカル】トランスポーズのパレット化と同じ要領で、「TouchOSC」とCubaseを繋いでいきます。
スタジオ設定からAndroidタブレット「TouchOSC」からの受信の割り当てをしてきます。どのCHの、どのCCを受信したら、どのプリセットを実行するかを決めて行きましょう。
割り当てが終わったら、「TouchOSC」エディターでボタンパレットを作って、スタジオ設定で割り当てたCCナンバーを順に入れて行きます。これで完成です!
これで、ワンタッチでCC変換・削除ができます!
CCの変換は全く使わない時と、頻繁に使う時があります。これは使う音源によって大きく変わるので、1トラックのみの場合はロジカルエディターから呼び出すだけで事足りると思います。
変換が10トラックを越えてくるとやはりワンタッチ化してあると大変助かりますね。状況に応じて使い分けて行きましょう!
ぜひ、あなたのCCエディットにもご活用くださいませ!