『もし神』発売おめでとうございます!


こんばんはFlowlightです。本日は4年に一度の2月29日ですね。2月が一日増えてうれしい!本日は、お仕事関係のお話を少しさせていただきます。タイトルにも在りますとおり、先日2016年2月25日『もし、この世界に神様がいるとするならば。』が遂に発売されました!

『もし、この世界に神様がいるとするならば。』
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先日ツイッターでご報告をさせていただきましたが、改めてこちらでご紹介をさせて頂ければ幸いです。発売からまだ5日ほどしか経っていないのでが、ツイッターなどを見ているともう何週もされている方々ばかりで、本当に嬉しい限りです!かなり長いシナリオ、フルコンプもされておられる方を続々出てきそうですね。

今回は、開発当時の事を少し振り返ってみようかと思います。開発は昨年だったのですが、まずシナリオと合わせて色々な設定資料を拝見させていただき本当に驚きました。今回は、過去のRejet様作品とは一味も二味も違っているなっと。あまり話すとネタばれになるので、ここではストーリーに関わる事は話しません。イメージボードや立ち絵の質なども過去にはないもので、どんな感じでに仕上がっていくのかわくわくしておりました。今回、キャラクターデザインを担当されたの方はこちらのです。

ワカツキ」 様
Twitter @wak_yuu

すごく独特な質感のイラストを描かれておられて、もし神の世界観にはこの質感がとてもはまっているように感じました。水彩のような淡い色合いが私は好きです。音を作る上でも、キャラクターの設定資料はかなり大切です。体型や着ているものや装飾品、そして動きの感じ。キャラクターの個性によって動き方とか違うのでその辺りも探りながら音を作っていきます。色使い等も音に置いては音色に影響してくるので、この淡い感じに合うようにシステム関係の音は作っていきました。

そして、今回は資料としてもう一つ大きなものをいただきました。それは、背景資料です。ノベルゲームではキャラクターが目立ちますが、後ろにある背景もすごくこだわって作られております。今回背景を担当された会社様はこちらです。

株式会社草薙(くさなぎ)
http://www.kusanagi.co.jp/

こちらの会社の背景は本当に好きです。私も、アニメなどで度々拝見していたので今回、発売前に見ることができて役得だなっと感じました。皆さんもきっと知らぬ間に目にしていると思います。頂きました、数十点もの場面に合わせた背景画がさらに物語の世界へと引き込んでくれますね。

そして、今回も音楽はプロキオンスタジオ土屋俊輔様の制作です。こちらも、開発中のデモ版を聞かせていただいていたのですが、世界がどんどん広がっていきます。デモ版を聞くことができるのも役得ですね!レコーディングが終わってマスターが出来上がってくると音楽が流れる感じがいっそうします。本当に毎回すばらしい音楽ですごく刺激になります。私も、あのような音楽を書けるよう精進して行かなければと身の引き締まる思いも常に感じますね。
シナリオ、キャラクター、背景、音楽と刺激的なものが揃っており私もいっそう気合が入ったことを今でも覚えております。

今回は、ゲーム中の効果音(SE)の制作を担当させていただきました。ゲームには音楽(BGM)はもちろんですが、その他の音も沢山鳴っております。BGM以外のシステム~演出等に関わる音を一式制作をさせて頂きました。今回もさまざまな音がありましたね。中でも「海」の音は多かったです。背景画にも「水色」が多い気がしました。海の音など水にまつわる音は、日頃から録り貯めていた各地の海の音等を使っております。今回、シナリオを担当されたポルカドット様のやまだ有見様は取材旅行をされたようだったので、私も現地に行ってみたいな~っと羨ましく思っておりました。現地の音を録れるっというのは本当に貴重なことなので!

そして、魔法系の音もかなりありましたね。タイトルにも在るとおり『神』というのがテーマでもありますので、神業というか超自然現象のような音も沢山作りましたね。シンセサイザーとサンプルを組み合わせて私の中にある魔法や『神』をイメージして音にして行きました。実はこういうのをガッツリ作ったのはRejet様の作品では初めてだったかも知れないですね。本当にこういう世界観は大好きです!
色々と試したこともありました、SEの中に少しダミーヘッド(バイノーラル)のシュミレートを入れてみたり、すごく映像的な長いSEを作ってみたりと、試みを色々と入れてみました。沢山音を作らせて頂いた中でも、一番気に入っている音は『時が戻る音』ですね。とても映像的に作ったので雰囲気があってすごく好きです。まだ、プレーできていないので、どのように使われているのか楽しみです。苦労したものは、『カラスの鳴き声』ですね。今作品この音もかなりストーリーに関わってくるものなので、なるべくいいものをと思って必死に録音をしてみました。生き物だけにいつ鳴くかもわからないし、すぐ逃げて行ってしまうし、、、。1週間ほどカラスを追い回していました!こんな感じで今回も本当に自由な発想で音を作らせて頂いて大変感謝しております。
ディレクター様、スクリプター様はじめ関わって頂いたスタッフ様にはかなりご苦労をかけたことと思います。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

多くのクリエイターが一つの作品に向かっていくのは、いつも刺激的で発見がありますね。今回の制作もすごく自分の糧になりました。そして、やはり一番の糧は、発表されたゲームをプレイしたユーザー様の声ですね。ツイッターを眺めるのが本当に毎日楽しいです!沢山の方々に遊んでもらえているんだなっと実感できて、日々の制作の原動力になっております!私ももっともっと成長して、より良い演出のお手伝いができるように日々精進して参ります。次回作品もこんな刺激をいただけるよう毎日頑張って参ります。


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