kontakt6.6.0でのSpitfire音源の不具合と解決策!


先日アップデートされたkontakt6.6.0Cubase11.0.3(最新版)にて、Flowlightの環境下(Win10 Pro)ではSpitfire Audio(2021.7.15 時点)の音源で不具合が起こるので報告をして、その不具合に対する解決策を提案していきます。

 

2021.7.27 対策・回避方法の情報追記

◎対策・回避法3パターン

1.kontakt6.6.0VST3版で使っていく場合

2.VST3からVST2へ変更

3.前バージョンkontakt6.5.3へ戻す

 

■kontakt6.6.0VST3版で遭遇した不具合

Spitfire Audioマイクセッティングが、プロジェクト再起動時、トラック有効化・無効化(Enable/Disable)の切換時にリセット(デフォルト状態)に戻る不具合は起こっております。

kontakt6.6.0VST3へ更新後、かなりの頻度でCubaseが落ちるようになり、Cubaseプロジェクトの読み込み保存時間遅さも気になりました。

 

Spitfire Audioマイクセッティングリセット(デフォルト状態)に戻る不具合

●リセットされるタイミング

・プロジェクト再起動時

・トラック有効化・無効化(Enable/Disable)の切換時

Flowlightの環境下では、このタイミングで100%リセットされます。

検証動画はこちら⇓

動画内容

Spitfire AudioChamber Stringsが読み込まれているkontakt6.6.0のトラックを有効化(Enable)、バージョンの確認、有効化後のマイクセッティングを確認、CC22~でマイクバランスをセッティング。

トラックを無効化(Disable)をする。再度、トラックを有効化(Enable)をする。マイクがリセットされている様子がわかると思います。

 

マイクセッティングがリセットされるので、プロジェクト立ち上げ毎・有効化毎に、テンプレートでパージしていたマイクにフルロードがかかります。

また、CC設定をしていない、音源に関してはバランスが変わることになります。kontakt6.6.0以前のバージョンで使ったものを開らくとリセットされますので、ご注意ください。

kontakt6.6.0では以下のリストにある音源が、私の環境下においてマイクセッティングがリセット(デフォルトに戻る)されました。

 

●不具合が起こる音源リスト
SFCS Spitfire Chamber Strings Professional

SFSTB Spitfire Studio Brass Professional

SFSTS Spitfire Studio Strings Professional

SFSTW Spitfire Studio Woodwinds Professional

SFSB Spitfire Symphonic Brass

SFSS Spitfire Symphonic Strings

SFSSE Spitfire Symphonic Strings Evolutions

SFSW Spitfire Symphonic Woodwinds

SFMS Spitfire Masse

SFLCT London Contemporary Orchestra Textures

 

●動作が怪しい音源リスト

SFHP Hans Zimmer Percussion Proessional

(読み込まないパッチがある。再読み込みすると解消)

 

○正常に動作する音源リスト(不具合が起こらない)

SFSQ Sacconi Quartet

 

■対策・回避法方

1.kontakt6.6.0VST3版で使っていく場合

 

1.CC22~でマイクセッティングを入れておく!

CC22~のセットアップデータ入力後、サンプル読み込み、各kontaktにPurge All sampleをかける

 

2.トラックプリセットとして保存しておく

プロジェクト立ち上げ時・有効化時にCubaseトラックプリセットを再読み込みする!

(プロジェクト固有のエディットをしている場合はそのトラックプリセットを別保存が必要)

3.VEP6&7上で使う

VIENNA ENSEMBLE PRO 6 or 7上では、再起動時・有効化時にも保持されており問題なく動作しておりました。

 

Spitfire Audio以外の手持ちのオケ音源での、kontakt6.6.0動作の不具合は今の所確認できませんでした

○正常動作する音源リスト(不具合が起こらない)

ORCHESTRAL TOOLS

・OTBW Berlin Woodwinds

 

Cinesamples

・CSCB CineBrass

・CSCP CinePerc

・CSCW CineWinds

 

CINEMATIC STUDIO SERIES

・CSB Cinematic Studio Brass

 

HEAVYOCITY

・HVDM2 Damage2

 

海外フォーラムではCINEMATIC STUDIO SERIESBerlin Woodwindsに同じような現象が起きているとの報告がありました。

https://vi-control.net/community/threads/kontakt-updates-current-version-6-6-0.95552/post-4866218

こちらも発生する方と発生しない方がいるみたいです。

 

現時点(2021.7.15)でのkontakt6.6.0へのアップデートは様子を見た方がいいかもしれません。これから、アップデートされる方の参考になれば幸いです。

動作環境によっては起こらないこともありますので、自己責任にてアップデートをお願い致します。

 

解決方法をご存知の方がおられましたら教えて頂けると、とても嬉しいです!

Spitfire Audioのサポートさんにも不具合の報告はしておりますので、回答があった際には改めてお伝えを致します。

また、kontakt6.6.0Cubase11.0.3そしてSpitfire Audioの音源にアップデートがかかった際には、動作検証してここに追記をして行きます。

 

2021.7.27 回避方法の情報追記

上記の問題は、海外のユーザーさんも遭遇されているようです。

https://vi-control.net/community/threads/bww-and-scs-broken-after-updating-to-kontakt-6-6-0.112159/page-3

ここにあるように、やはりSpitfire Audioの音源での不具合もでているみたいですね。

 

そして、スレッド上で現時点での一番良さそうな解決策を教えて頂けました!それは、VST2のkontakt6.6.0を使用する!

https://vi-control.net/community/threads/bww-and-scs-broken-after-updating-to-kontakt-6-6-0.112159/post-4873313

 

2.VST3からVST2へ変更

この方法が私としては一番手間がかからず、かつ安定動作を得ることができました。順を追って、解決策を説明していきます。大まかな流れは以下の通りです!

1.kontakt6.6.0へアップデートした後のkotakt使用トラックを把握・パッチを保存

2.VST3からVST2へ変更

3.1で保存しておいたパッチを再読み込み

 

1.kontakt6.6.0へアップデートした後のkotakt使用トラックを把握・パッチを保存

まず、楽曲の中でkontakt6.6.0を使って作り、一度でも保存をしたものを把握していきます。

今回の不具合の原因は、おそらくVST3への変更です。大きな仕様変更であったため、VST2VST3の互換性がとれていない部分があるようです。そして、各音源もまだ対応ができていないみたいですね。

Cubaseの場合優先的にVST3が立ち上げります。kontakt6.6.0で作り始めたものは、Cubaseプロジェクトファイル保存時にVST3の仕様で保存がかかります。

VST3の仕様で一度保存をしてしまうと、以降はVST2では開くことができなくなります(デフォルト状態に戻ります)

ですので、kontakt6.6.0を使っているトラックに関しては、kontaktSave multi as…音色を保存しておく必要があります。

]

Spitfire Audioの不具合がでる音源以外も全て保存しておきましょう!

テンプレート系は、サンプルフォルダへ、楽曲固有の音色はプロジェクト保存フォルダにKontaktフォルダを作って保存しておくと良いと思います。

kontakt6.6.0を使っているトラックを全て保存出来たら、次はkontakt6.6.0VST3からVST2へ切り替えます!

 

2.VST3からVST2へ変更

最初にも書きましたが、CubaseはVST3VST2の2バージョンが存在する時、優先して新しいVST3を読み込みに行きます!

VST3のファイルを読み込み指定フォルダから移動してやることで、VST2kontakt6.6.0を読み込んでくれます。VST3が格納されているフォルダは以下の場所(デフォルト設定の場合)です!

C:\Program Files\Common Files\VST3

Cubaeseを終了した後、上の画像の場所にある、このKontakt.vst3を切り取り、読み込みフォルダ以外の場所に避難しておきます。くれぐれも消さないようにしてください!

手順1でVST3状態で作っていた音色が切り替え後に見つかった際には、再度こちらのフォルダに、Kontakt.vst3を戻して、プロジェクトを再読み込みして救出できますので。また、今後kontakt6.6.0アップデートをする時には、更新前にフォルダに戻すようにしましょう!

Flowlightはデスクトップに張り付けておくことにしました。今、どっちのバージョンでKontaktが立ち上げているのかも、すぐにわかります^^b

Kontakt.vst3を移動後、改めてCubaseを起動します。

そして、Kontaktを立ち上げバージョンの確認を行います。Kontaktの右上のNIロゴをクリック後、表示されたウインドにVST2と表示があれば、VST2版のkontakt6.6.0が動いていることになります。

これで、VST3からVST2への変更は完了です。

 

3.1で保存しておいたパッチを再読み込む

再度、Cubaseを終了して、kontakt6.6.0で作り始めていたCubaseプロジェクトを読み込みます。

読み込んで、Kontaktのインストゥルメントの編集を開くと見事に何も読み込まれていない状態に戻っています。ここから、1で保存しておいたパッチを再読み込みしていきます。

kontaktLoad…保存した音色を読み込みます。全ての読み込みが完了したら、改めてCubaseプロジェクトを保存しておきましょう!

これで、Spitfire Audioマイクセッティングが、プロジェクト再起動時、トラック有効化・無効化(Enable/Disable)の切換時にリセット(デフォルト状態)される不具合は起こらなくなります!

 

合わせて、kontakt6.6.0VST3版においてのCubaseプロジェクトの読み込み保存時間遅さも以前のVST2版の時の同じくらいに改善します。

kontakt6.6.0VST3へ更新後、かなり頻度にCubaseが落ちていたので、これも解消され安定動作していると思います。

 

3.前バージョンkontakt6.5.3へ戻す

対策の3パターン目は素直に前バージョンにダウングレードするです。こちらはNative instruments公式サポートへ連絡をすることで、インストーラーが供給されるようです。

https://vi-control.net/community/threads/bww-and-scs-broken-after-updating-to-kontakt-6-6-0.112159/post-4876194

 

 

今後、kontakt6.6.0のアップデートでVST3版の不具合が改善していくことを願っております。安定動作するまでは、VST2版との切り替えを行いながら、制作をやって行くことで、ご自身の環境下でのVST2からVST3への変更のタイミングを見定めてみてくださいませ。

Flowlightも前バージョンを保持しつつ、VST3版とVST2版の二つのバージョンを試しつつ、制作を続けて行きたいと思います!!

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