【DTM配信】OBS-NDIを使うためのファイアウォール設定


こんばんはFlowlightです。今回は2023年2月23日に遭遇したOBS-NDIを用いた、PC2台での配信におけるファイアウォールの設定のトラブルの紹介です!

 

まずはじめにOBS-NDIというものは2台のパソコン(制作マシン配信マシン)をルーター経由で LAN ケーブルでつなぎ、制作マシンの画面と音声をOBS Studio上で配信用のマシンに送ることが出来るプラグインです。

ここではOBS-NDIの詳しい説明はしませんので、下記のブログなどを2台のパソコンでも配信について書かれている素晴らしいブログをご参照にして頂ければと思います。

OBS向けNDIプラグインで2PC配信を考えてみる

https://ngeipz.com/archives/223

 

さて、今回の本題となりますOBS-NDI を使用する時のファイアウォールの設定方法です。

ファイアウォール(英: Firewall)は、コンピュータネットワークにおいて、ネットワークの結節、コンピュータセキュリティの保護、その他の目的のため、通過させてはいけない通信を阻止するシステムを指す。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

このファイアウォールの設定はお使いのパソコンの中に入っているWindows Defenderもしくはご自身でいられているアンチウイルスソフトにより設定の仕方が異なります。

今回はWindows Defenderとアンチウィルスソフトの中で代表的なESET インターネット セキュリティの設定方法を記載致します。

 

私はもともとアンチウイルスソフトにカスペルスキーを使っていました。先日それをESET インターネット セキュリティに入れ替えた際に、パソコン間での通信ができなくなりました。カスペルスキーの際も初期設定で通信遮断の解除ができましたが、なぜかESET インターネット セキュリティでは、初期設定がうまく引き継がれず、2回目の通信以降、通信が遮断され OBS-NDI が使えなくなりました。初回設定時に設定を永続的にすれば、このようなトラブルは起きませんでしたが、再度手動で通信遮断の解除を行う必要が出てきました。

 

前提として OBS Studioには OBS-NDIインストールされているということにします。それでは設定画面を見ながらローカルにおいてのファイアウォール解除のやり方を説明していきます。

現在インストールしている各バージョン

DTMとndi送信

OBS-Studio-29.0.2 obs-ndi-4.10.0

ndi受信~配信側

OBS-Studio-27.2.4 obs-ndi-4.9.0

 

それではESET インターネット セキュリティの管理画面に入っていきます。管理画面に入る前に必ず OBS を起動しておいてください!

 

1.管理画面の中の『設定』をクリック

2.右の項目の中のネットワーク保護』をクリック

3.トラブルシューティングウィザード最近ブロックされたアプリケーションまたはデバイス』をクリック

OBS を起動していればここに OBS Studio が表示されていると思います。

4. OBS Studio の『ブロック解除』をクリック

4. 『ブロック解除』を完了して管理画面を終了します。

 

このブロック解除は以下のファイアウォールの詳細設定の中のルールに記載されています。

1.管理画面の中の『設定』をクリック

2.管理画面右下にある『詳細設定』をクリック

3.『ネットワーク保護』の中にある『ファイアウォール』をクリック

4.詳細のルールの『編集

ファイアウォールルールの中にあるウィザードからルールが作成されました。に OBS Studioの通信がローカル内で許可されたことが分かります。

これで、ESET インターネット セキュリティのファイアウォールの設定は完了です。

この設定を制作マシンそして配信マシンの2台で行なってください!

 

 

次にWindows Defenderのファイアウォールのブロック解除の設定方法を記載します。

1.Windows Defenderの『セキュリティダッシュボードの表示』をクリック

2.右の項目にある『ファイアウォールとネットワーク保護』をクリック

3.中央下の方にある『ファイアウォールによるアプリケーションの許可』をクリック

4.アプリに Windows Defender ファイアウォール経由の通信を許可するの『設定を変更』をしていきます

設定を変更』をクリックしてから、『別のアプリを許可から OBS Studio を追加していきます。

 

5.OBS Studio が追加できたら次に『ネットワークの種類』を選択していきます。

ネットワークの種類を選択のダイアログが出たら、

■プライベート :ネットワーク上のユーザーとデバイスを認識および信頼しているホームまた社内のネットワーク

チェックが入っている事を確認してください!チェックが入っていることを確認して『OK』 をクリック

ネットワークの種類を選択のダイアログが閉じたら『追加』をクリック

OBS Studio がプライベートネットワーク上でファイアウォール経由での通信が許可されていることを確認して OK をクリック

これで Windows Defender に置けるファイアウォールの設定も完了です。

2台のパソコンの設定が完了した状態で再度 OBS を起動してOBS-NDI で映像と音声が送受信されていること確認してみてください。

以上が、OBS-NDI を使用する時のファイアウォールの設定方法になります。

OBS-NDI を使用する際の参考にして頂ければ幸いです。私のようなトラブルを未然に防げることを願っております。

以前 Twitter でも報告をさせていただいておりましたがOBS StudioOBS-NDIのバージョンによっては不具合が出る可能性があります。

https://twitter.com/Flowlight_music/status/1624438997740298240?s=20

今日の配信トラブル報告

最新版 OBS-Studio-29.0.2obs-ndi-4.10.0 (ndi受信~配信側)だと『 Failed to open audio codec: Invalid argument 』とエラーが出る。

ニコニコが配信できなかった。

OBS-Studio-28.0.3 にダウンしてやると、配信ができるが、音声がおかしくなる(ガビガビになる)

OBSのバージョンを1つずつ下げるも、音声の不具合は治らず、Ver28は全滅。

OBS-Studio-27.2.4にてobs-ndi-4.10.0は認識できず、こちらもobs-ndi-4.9.0へダウン

 

DTMとndi送信

OBS-Studio-29.0.2 obs-ndi-4.10.0

ndi受信~配信側

OBS-Studio-27.2.4 obs-ndi-4.9.0

これで安定しました

 

OBS StudioOBS-NDIのバージョンをあなたの環境に合わせて最適なものにしてみていただければ幸いです。

バージョンについては、今後の更新でさらに良くなっていくと思いますので、また更新出来次第お知らせ致します。

 

ここからは余談になりますが、アンチウイルスソフトの違いでの Cubase の動作についてです。

まだ少しの検証しかしておりませんが、幾分の差は出るようです。

特に Cubase 12になってから、クラウドでのライセンス認証になったためよりネットワークの影響を受けそうです。

カスペルスキー 
Cubase起動 12秒ぐらい

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト起動 1分29秒

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト保存  6秒61 6グルグル

 

Windows Defender
Cubase起動 29秒22
20秒95(結構誤差があるが、平均的に遅い)

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト起動 1分37秒

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト保存  6秒18 6グルグル
プロジェクト保存  5秒90

 

ESET インターネット セキュリティ
Cubase起動 18秒ぐらい

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト起動 1分13秒

2023_0217_13-08.cpr
プロジェクト保存  5秒76 6グルグル
プロジェクト保存  5秒56

 

ESET インターネット セキュリティ(最新)|5台3年|オンラインコード版|ウイルス対策|Win/Mac/Android対応


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA