今日はエクスプレッションマップのデータ形式についての検証です!
初めに今回の検証は未達成です。効率化を図る程の成果を出せませんでした。
今回得られた成果はこちらです!
エクスプレッションマップデータ(アーティキュレーションデータ)を全て選択することは可能になりました!
未達成なもの
・狙ったものを的確に選択できない
・選択したデータを一括変換することができない
これらを踏まえた上で、ご興味があれば記事を読んで頂ければと思います。
Cubase Tips #40【ExpMap】エクスプレッションマップの命名規則と動作検証!!
上記のブログで、エクスプレッションマップのデータをしっかりと確認する方法をekiさんに教えて頂きました。
データとしては残っているが、置き換える対象がないため、消えてしまっていた(見えなくなった)データを確認する方法を教えて頂きました。
リストエディターの左側の情報内容の部分を広げることで、エクスプレッションマップExpressionMapのコメントを確認・編集できます。
エクスプレッションマップExpressionMapの動作がおかしい時は、リストエディター上で確認してみてください。
見えないエクスプレッションマップデータが入っていることもあるかもしれないので消しておきましょう!
こちらのリストエディターに関する詳しい説明はこちらのブログにありますので、合わせてご覧くださいませ!
Cubase、Expression Mapとリストエディタ
eki_docomokiraiの音楽制作ブログ
http://eki-docomokirai.hatenablog.com/entry/20191210/1575951151
ekiさんにはエクスプレッションマップExpressionMapが確認でき、そしてテキストを編集できる(アーティキュレーションデータを手書きで変更できる)というとても重要なことを教えて頂きました。
残念ながら、Flowlightの環境下ではどうしてもクラッシュしてしまうようでした(ごめんなさい10.5を使ってます)が、しっかりと変更はできます。
これは私にとってはとても大きな発見でした!!
ここからヒントを頂き、このようにエクスプレッションマップデータが確認できるという事は、ロジカルエディターを使えば一括変換できるのではないか?と考えました。
例えば、ViolinのSpiccatoをStaccatoに変更するです。
上の画像のようなデータの時、(ターカ、ターカ、ターカ、ター)のカがちょっと歯切れ良すぎるな~っとなることがあります。こういう場合Spiccatoを一括でStaccatoに変えたいとなります。
この一括変更をやるためには、2つの段階が必要です。
1.エクスプレッションマップデータ(アーティキュレーションデータ)をロジカルエディターで的確に選択
2.選択したデータを変換
この二つの手順でエクスプレッションマップデータ(アーティキュレーションデータ)を一括変換することが可能になります。
1の選択に関しては、キーエディター上やリストエディター上あるいはスコアエディター上で、手動で選択することが可能です。
これは、普段データを消したりするときにも使いますね。
これをロジカルエディターで選択したいわけです!
では、エクスプレッションのデータとはいったい何のカテゴリーに入っているものなのでしょうか?
これが今回の最大の謎で、ここで今止まっている段階です。このテキストというデータが何なんだろうか?っとなりました。
ロジカルエディターのタイプの中にはこれを選択できるものはありませんでした。
という事で、該当しないのであれば、それ以外で選択をかければいいですね。
エクスプレッションマップデータ(アーティキュレーションデータ)を全て選択することは可能になりました!
今回の検証の成果はここまでです。
エクスプレッションマップデータ(アーティキュレーションデータ)を全て選択出来ればCubase Tips #40【ExpMap】エクスプレッションマップの命名規則と動作検証!!の中にでてきた、(見えなくなってしまった)ものも含めてデータを全て削除することはできます。
不要なデータを削除することで、わずかですが遅延を少なくすることはできるでしょう。
見えなくなってしまったデータがどこまで影響するかはわかりませんが、エクスプレッションマップデータが入ったイベントを他のトラックに移した場合のエラーを防ぐ事もできるはずです。
今回の検証で得た結果は、テキストは変換できないという事です。
ここからまた新しい検証をする材料が見つかりました!!
この続きはまた次回にやっていきます。Cubaseにはまだまだ知らないことが沢山ありますね。とても面白いです!!
最後に今回リストエディターの事についての貴重な情報を教えて頂きましたekiさんの著書のご紹介です。
Cubaseをあなただけの専用DAWにしていく ための教科書です。
私は、この本との出会いがきっかけで、12年程ほとんど改良を加えてこなかったCubaseの使い方を見直すようになりました!特にロジカルエディ―の使用例に関しては、すごい情報量です。私はその章だけで、18か所の付箋(役に立つ機能)が付きました!
300ページにも及ぶCubaseの研究論文とも言えるこの書籍。Cubaseをカスタマイズしたいあなたもこの本を読めば、効率化が進むはずです!
「Cubaseカスタマイズの教科書」は無料で100ページ(3分の1)を読むことが可能です。まずは、お試し読み版で100ページに目を通してみてはいかがでしょうか?無料版の中だけでも新しい発見があると思います!
「Cubaseカスタマイズの教科書」の著者である作曲家 ekiさんのブログです!
日々の制作の中での、Cubaseや音源、プラグインに関するTipsを300記事も投稿されています。ブログの中からも新しい発見があると思います。