こんにちはFlowlightです。本日は手軽にマイク入力のON・OFF(ミュートの切換)をキーボードショートカットに追加する方法の紹介と解説です。
今回作ったプロジェクト ロジカル プリセット Project Logical Presetこちらになります。
●Flowlightの配信歴
最初に、FlowlightはYoutube・ニコニコにてこれまでに700回程の作曲配信を行ってきました!
その中で得てきて、配信のノウハウの1つとして今回のトークバック マイクのON・OFFをキーボードショートカットでやる方法を共有します。
●地声での喋りを初めて経験
2年間、毎日配信をやってきました。しかし、地声でしゃべるのは、2020年3月1日からです。半月前に初めて地声で配信のコメント読んだり、雑談をやってみて、その難しさと面白さに気が付きました。
おしゃべりをするのは特訓が必要ですね。配信中に言われました「筋トレと同じ」練習・訓練あるのみ!
●マイクでしゃべる時の問題点
しゃべる時と、制作をする時で、マイクをいちいちON・OFFするのが、とても面倒であることに直面しました。
制作中やコメント読みがない時は、マイクをOFFにしておきたいですよね。
マイクをOFFにする方法はいくつかあります
ハード操作
・マイクのスイッチを切る
・インターフェースのゲインを下げる
・インターフェースのトークバック機能を使う
ソフト操作
・Cubaseの入力チャンネルをOFF(ミュートする)
・CubaseのオーディオチャンネルをOFF(ミュートする)
ハード操作でやると、ノイズの原因になったり、配信毎に設定変更が必要になります。なるべくCubaseだけで完結をしたいと思いました。
手軽にマイクのON・OFFができないだろうかと考えてみたら、いつもFlowlightが愛用しているロジカルエディター・プリセット Logical editor Presetを使えばできることに気が付きました。
ロジカルエディター・プリセット Logical editor Presetの紹介
今回はいつものLogical editorではなくProject Logical Editorを使って行きます。
このProject Logical Editorはプロジェクトウィンドで使用するロジカルエディタ―です。
トラックの表示切替やトラックカラーの変更、トラックネームの一括変更、オーディオやMIDI、マーカ―などプロジェクトウィンドにあるものを自在に編集できる優れものです!
Cubase公式ヘルプ
プロジェクトの中にあるプロジェクトのロジカルエディターを使っていきます。
フィルター対象
名前>等しい>Voice2(モニタリングしているオーディオトラック名)>And
メディアの種類>等しい>Audio
実行対象
トラック操作>ミュート>切り替え
機能>変換
これで、マイク入力を受けているオーディオトラックのミュート切り替えが可能になります!
実際に使っているのがこちらの動画です。
後はこのプロジェクトロジカルプリセットProject Logical Presetをキーボードショートカットへ登録すればOKです!
今回は「パッド-」に入れて使う事にしました。これで、「パッド-」でマイク入力のON・OFFが瞬時に出来るようになりました。
このProject Logical Editorは入力チャンネルには使えないので、オーディオトラックに適用するよう名前の設定をして行きましょう。
もちろん同一名のトラックには全て適用されますので、マイク録音用のオーディオトラック名は気を付けてください。
逆に言えば、同じトラック名であれば、ワンボタンで全てを操作できます。指定トラックを全てをミュートすることも可能になります。
キーボードショートカットが使えるのであれば、いつも通りタブレットとスマホの「TouchOSC」へボタン化をするが可能です!
ボタン化についての関連ブログはこちらにあります。お手持ちのスマホをショートカットボタンパレットにできますので、ぜひお試してみてください。
Cubase Tips #67【ロジカル】ベロシティーのパレット化 Velocity
Cubase Tips #66【機能】TouchOSC スマホでミキサーコントロール Mixer
この機能Project Logical Editorのその他の活用方法
ミックス時にリファレンスとのAB比較(ミュートをソロに変更)
常時繋いでいるマイクあるいはギターやキーボードなどを手に取ってすぐに弾く時はとても便利です。
ボリュームノブはそのままにしておけるし、ワンタッチ、ポッチっとでミュートのON・OFFができます。
マウス操作がいらないのでのは楽器を持ちながらだとかなり助かると思います。
あなたの制作の中での、活用法を模索してみてくださいませ。
今後の検証としては、コントロールルーム設定の中のトークバックTalkBack機能も使ってみたいです。配信では、コントロールルームを使うとうまくできなので、その辺りも改良して使えるようにしていきたいです。
今回よりもさらに簡単にできるかもしれないので、コントロールルームも使ってみたいと思います。